曲 ヨナオシケーカク
昨日はテレビを捨てた 観たくもないものばかり映すから
笑ってるふりをするのもうやめた 神様は僕なんて興味ないから
こんなにも意味のないものばかりで作られた僕の形は
あまりにも醜い化け物のように見える気がした
夜明け前の街の片隅で 霞んで消えてく君の小さな背中
走り出したときにもうみえなくて この世の全てが間違って見えた
人を殺した人は全部殺そう 命の対価は命だけだから
何も生み出さない老人たちも殺そう 僕らの命削る価値などないから
美しいものばかり残る僕の目に映る景色は
果てしない時間の流れすら意味のないものにしてゆく
正しい姿で泣きながら 母親の帰りを待ちつづく少年
止まった電車の窓越しから見えた雪の白さ忘れてゆくよ
間違った姿で僕たちは 誰もいない街を歩き続けた
いつかたどり着く海を背に 一枚の写真撮って笑おう